マレーシアからタイにバスで向かいましたので、本記事ではその模様をお届けします。
私は今回イポーから行きましたが、クアラルンプールから行くことも可能です。
バスで結構時間がかかるため、昼間はイポーを観光し、夜行バスに乗ってタイに向かいました。マレーシアから出るバスで行けるのは、タイの南の町「Hat Yai(ハートヤイ/ハジャイ)」です。ハジャイからバンコクへは寝台列車で向かいましたので、次記事にてご紹介します。
クアラルンプールからタイにバスで向かう方法
クアラルンプールからタイに向かうバスは、Terminal Bersepadu Seletan(TBS)から出ています。KTMとKLIAのTerminal Bersepadu Selatan(BTS)駅直結なので、中心部から電車1本でいけます。
TBSに着いたら、入ってすぐ右側に見えるカウンターにてチケットを買います。バス会社や行き先に関係なく、どこのカウンターでも同じものが買えますので、空いている列に並びましょう。行き先、日時を伝え、バスと座席を選んだら、パスポートを見せて購入します。ハジャイ行きはRM60からです。
チケットはオンラインでも買うことができるため、チケットが取れるか不安な方や、余裕をもって買っておきたい方はオンラインがよいでしょう。
ターミナル番号はチケットに書かれているため、時間に余裕をもって向かうようにしましょう。
イポーからタイにバスで向かう方法
イポーからタイに向かうには、イポーのアマンジャヤバスターミナルからバスに乗ります。こちらもカウンターでチケットを買うか、オンラインで買うかのどちらか。
カウンターはバスターミナル1階にあり、私が行ったときは1箇所しか開いていませんでした。TBSに比べるとかなり小さく、ローカル感の強いバスターミナルですが、しっかり英語は通じます。こちらもチケットの購入の仕方は同じ。行き先、日時、バス、座席を選び、パスポートを見せて購入完了です。値段はRM50からです。
どこからバスが出るか確認し、余裕をもって向かいましょう。
ちなみに、こちらのバスターミナルはすぐ向かいにモールがあります。大きさの割にあまり栄えていませんが、時間をつぶすくらいならちょうどよいのではないでしょうか。
クアラルンプールからイポーへの行き方はこちらの記事を参考にご覧ください。
マレーシアからタイに向かうまでの流れ
①パスポート回収【パスポートチェック】
バスに乗ると、あるタイミングで運転手が乗客のパスポートを集め出します。何事かと思います。が、パスポートのチェックをしているのだそう。よくわかりませんが、パスポートを渡してバスの中で待っていればOKです。
他の方のブログを見ていると、ここで降りて免税店と両替所を発見したという声もありますが、なにせ夜行バスだったので確認できませんでした。
パスポートはその後すぐに返され、タイへの入国カードも一緒についてきます。名前などがすでに印刷されているため、署名など必要なところを書き足せばいいだけ。名前などの印刷は枠からずれていましたが、イミグレも問題なかったので書き直さなくて大丈夫です。
②1回目の降車【マレーシア出国】
バスに乗って揺られていると、ある場所で停車し、パスポート持って降りて~と声がかかります。ここでは貴重品だけ持っていけばOK。荷物は持つ必要がありません。
バスを降りたら、高速道路の料金所のような場所に並びます。これがマレーシアのイミグレです。タイの入国カードは出さなくて大丈夫です。私は一緒に出して返されて、いや見ないんかーいなどと思っていたら出国イミグレだと気づきました。
パスポートを出して、指の認証をするだけです。一瞬で終わります。
バスは先に出国し、イミグレの先で待っています。出国が終わったらバスに乗りましょう。間違っても置いて行かれないので急がなくて大丈夫です。
③2回目の降車【タイ入国】
マレーシアを出国してバスに乗るとまたすぐに降車します。これがタイ入国。
タイのイミグレは結構大きく、しっかりしています。
建物の中に入ったら、空港のイミグレと同じように、パスポートと入国カードを出せばOK。特に入国理由や出国日時などは聞かれませんでした。また、このときにタイバーツを持っていないと通れないと言われた人もいるようですが、私の時は誰一人として言われていませんでした。
ここでも荷物を持っていく必要はなく、荷物チェックもありませんでした。
私の知らないところで行われていたのかもとも思いましたが、バッグを開けられた形跡もなく。ゆるいんですねぇ。
これにて無事タイ入国です。
④ハジャイにて降車
バスに戻りしばらく揺られると、ついに目的地のハジャイに到着です。
ハジャイ駅から少し離れた場所に停車するので、駅まではタクシー、バイクタクシー、歩きのどれかで向かいます。
近くには食べるところもありましたが、その日の寝台列車をのチケットを取りたかったので、早々にバイクタクシーで駅に向かいました。
タイの中でもハジャイは英語が通じないと聞いていたためタイ語を少し覚えていったのですが、意外と通じました。バイクタクシーの値段交渉も英語で行い、駅まで連れて行ってもらいました。
国境越えするときに気を付けること
両替について
バスがハジャイに到着してからどこかに向かうなら、もちろんタイバーツが必要になります。特に今回はすぐにバイクタクシーに乗ったため、必須でした。
ですが、バスの降車場所に両替できる場所はありません。
前もって両替していくことをおすすめします。
今回はタイの入国時にタイバーツを持っているか聞かれることはありませんでしたが、念のためを考えて、やはり持っておくほうが無難でしょう。
イポーから向かう人の両替の注意点
イポーから向かう人は、両替できるところを見つけたらなるべく早く両替してしまうことをお勧めします。
イポーのアマンジャヤバスターミナルには両替所はありません。
向かいのモールの中や、モールの近くにある両替所も、夕方には閉まってしまいます。一番遅くまでやっている両替所は、向かいのモールの近くにある青い両替所なのですが、そこも夜まではやっていません。前回行ったときはタイバーツを切らしており、両替できませんでした。
もしイポーで両替しそこねると、少し遠めのイオンまで行かなければ両替まで行って両替しなければなりません。車で30分ほど離れた場所にあるため、バスの時間が迫っていると両替せずにタイに向かうことになってしまいます。
イポーでは両替所があると期待せずに、なるべくクアラルンプール市内などで両替していくようにしましょう。
また、ATMで現地通貨として降ろせるカードを持っていても、ATMがないことも考え、なるべくマレーシア国内で両替をしていってください。
荷物について
凶器などを持ち込む人はいないと思いますが、人としてアウトなものは持ち込まないようにしてください。
ただ、出入国時に荷物検査はありませんでした。液体なども陸路越えなので気にする必要はありません。荷物はあまり気にしなくても大丈夫でしょう。
マレーシアからタイに行くなら
マレーシアからタイに行くには、飛行機、バス、電車の3つの方法があります。陸路で国境を超えることは島国の日本ではできないことなので、今までしたことがない人にはぜひおすすめしたい経験です。
また、イポーやペナンからも行くことができるため、せっかくなら寄ってから行くのも楽しいと思います。長距離バスもかなり快適なので、あまり疲れることなく楽しい思い出になること間違いなしです。