マレーシアでの観光といえば、モスク見学は外せません。
クアラルンプール中心地にもモスクは数多くありますが、初めてのモスクという方や、イスラム教について少し勉強したいという方にはブルーモスクをお勧めします。
日本のガイドブックには、ブルーモスクとピンクモスクが並んで掲載されていることも多いですね。
ローカルの友人に聞くとなんでモスクに観光なの?と聞かれますが、日本人にとっては異文化だもの、、、
ブルーモスクとは
正式名称は、マスジッド・スルタン・サラフディン・アブドゥル・アジズ・シャー(Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah)。
実はブルーモスクはマレーシア最大のモスク。世界でも4番目に大きいモスクです。
青と白を基調とした外観が美しく、フォトジェニックなその見た目についつい見とれてしまいます。インスタ映えな旅になること間違いなし。
ブルーモスクを見学する
まずは靴を脱いで、受付として、名前や国籍などをノートに記入します。ここで驚くのが、ほとんどJapanだいうこと。聞いたところ、8~9割は日本人だということ。周りから日本語がたくさん聞こえてきて不思議な感じがします。
ブルーモスクの入場料
気になる入場料ですが、無料です。
モスクは基本的に無料で入れますが、ムスリムと観光客の入口が違うことだけ注意してください。観光客は受付が必要なことに加え、お祈りの場所には入ることはできません。受付をせずにモスクに入れる場所があったら、観光客用の入り口が別にあると思って探してみてください。ブルーモスクはわかりやすいので大丈夫だと思います。
観光する際の服装・ローブの貸し出し
受付を済ますとガイドの方がやってきて、ローブを貸してくれます。
女性のは羽織って髪までしっかり覆いましょう。男性はもし羽織りたかったら羽織ってもいいです。が、基本的に必要ありません。
ローブを貸してくれるので特に長袖長ズボンやスカートである必要はありません。ローブを借りたら、しっかりとボタンを締め、髪を覆うことだけは徹底してください。
ブルーモスクの観光にはガイドがつく
私がブルーモスクをおすすめする最大の理由はこちら。
「ガイドがいるから」
ブルーモスクでは、無料のガイドがモスクの中を案内してくれます。イスラム教についての説明や、モスクについての説明など。写真を撮っていいところやフォトスポットも教えてくれますし、撮る間もずっと待っていてくれます。
普段なら聞きづらい、というか聞ける人がいないイスラム教のことについても、ガイドの方になら聞きやすいですよね。
何歳からお祈りを始めるの?
子供はラマダンはどうしているの?
日本にもモスクはあるの?
気になることをたくさん聞いてみましょう。
ちなみに、運がいいと日本語が話せるガイドの方もいます。イスラム教の説明のパンフレットも日本語のものがありますし、かなり日本人にやさしいです。
ブルーモスク観光にかかる時間
ブルーモスクは、モスクの中を歩いて、お祈りの場所を見て、さらには結婚の儀式を行う場所も見せてもらうことができて、そのすべてをガイドしてくれるという優しさっぷり。特に結婚の儀式を行う場所は、他のモスクでは見られません。新郎新婦が座る場所で写真を撮ることもできるので、とても貴重な思い出になります。
ブルーモスクの観光にかかる時間は40分~1時間ほど。基本的にガイドの方と一緒にブルーモスクを見学することになるので、観光の時間の短縮は難しいです。写真を撮る時間を削るくらいでしょうか。
※写真のセンスのなさが溢れていますが、モスクに光が差して本当に美しいです。ぜひ行ってみていただきたい...!
ブルーモスクのアクセス
ブルーモスクは、シャーアラムという場所にあります。クアラルンプールからは車で1時間ほどと少し遠め。
タクシー
KLからタクシーで向かう方法。マレーシアはタクシーもそんなに高くないので、一番楽かもしれません。マレーシアでタクシーに乗るなら、Grabを使ってくださいね。そのへんで捕まえてもいいですが、高くなることをご覚悟の上。
電車とタクシー
とことこローカルな旅がお好きな方にはお勧めの方法。
KTMという電車に乗ってShah Alam(シャーアラム)駅で下車します。約RM2.50、40分ほどの旅です。
駅の外に出るとタクシーの運転手がたくさんいて、モスク?と聞いてきます。こちらは値切り不可、料金はみんな同じです。RM10くらいだったかな?
タクシーに乗って10分ほどでブルーモスクの正面に到着!
KTMはマレーシアの電車の中でもとくに古く、40分に1本ほどしかない少なさに加え、遅れることも多々。ホームに行くと次の電車の時刻が書いてあるので、ホームに行って初めてわかるという面白さ。下手すれば30分以上待ちます。窓もバキバキだったりしてローカル感が強いので、とっても楽しいですよ。
最近KTMではKTM専用のsuicaのようなカードができたのですが、デポジットではなく購入しなければならずコスパが悪いです。KL sentral駅からであればトークンを買えるかもしれないので、駅員に聞いてみましょう。
この方法で行く方にぜひ試してほしいのが、駅を出たところにある小さな売店の杏仁豆腐的なプリン的な。マンゴー味を食べましたが、本当に美味しくて同じ味を求めて探しちゃうくらい。
バス
バスはKLから1本で行けることに加え、とっても安い!一番お勧めの方法です。
Pasar Seni(パサ セニ)駅のバス乗り場からモスクの近くまで出ています。
30分に1本の間隔で、お値段なんとRM3!
かかる時間はタクシーと変わらないので、1時間ほどです。
料金は前払い制らしいので、あらかじめ細かいお金を持っておきましょう。
Pasar Seni駅は、チャイナタウンが近い駅。そちらに宿をとっている方は断然バスをお勧めします。KL sentral駅やKLCC駅などの主要駅からも数駅と非常に近いので、アクセスはばっちりです。
ブルーモスクを観光できる時間
ブルーモスクは基本的にお祈りの時間以外は見学が可能です。
【土-木】9:00-12:30、14:00-16:00、16:45-18:30
【金】9:00-12:00、14:45-16:00、16:45-18:30
一応金曜日も観光可能となっていますが、金曜日はお祈りの日なので避けた方が無難かと思います。金曜日以外にぜひ訪れてみてください。
ブルーモスク周辺の観光スポット
シャーアラムはあまり他に観光するところがないのが難点。。。
周辺で行くとするとこの辺でしょうか。
i-City
アトラクションや博物館などがあるテーマパークです。有名なのはイルミネーション。1年中イルミネーションを行っており、とても綺麗です。
ウェットワールドウォーターパーク
お子様連れにはおすすめの、ウォーターテーマパークです。さまざまなアトラクションがあり、225mのウォータースライダーがあるとか。
サンウェイラグーン
こちらはシャーアラムとKLの真ん中にあるサンウェイという町です。動物園、遊園地、ウォーターテーマパークの3つが合体したテーマパークで、スリリングな乗り物からメリーゴーランドまで、大人も子供も楽しめます。近くのSS15という場所にはタピオカ屋が軒を連ねているため、タピオカが大好きな方は寄ってみるのもお勧めです。
クラン(Klang)
こちらは、シャーアラムからさらに西、KLから離れる方に進みます。
クランは肉骨茶(バクテー)発祥の地として知られ、歩くだけで何件もの肉骨茶屋さんが見つけられます。せっかくだしさらに遠くまで行っちゃおうという方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
ちなみにクランにあるポートクランからは船が出ており、カニが有名な島へ行くこともできます。
一味違ったマレーシア旅行を楽しみたい方はぜひどうぞ。
ブルーモスクに行くべし!
最初のモスク見学としてブルーモスクに行くと、イスラム教の基礎知識をはじめとしたことをガイドの方に教えてもらえるため、他のモスクに行っても楽しさ倍増になること間違いなしです。
少しアクセスに時間はかかりますが、検討している方はぜひ訪れてみることをお勧めします。