バトゥケイブ(バトゥ洞窟)はマレーシア観光で欠かせない場所。
山を大胆に使った壮大な洞窟はぜひ一度見てほしいものです。
本記事では、そんなバトゥケイブについて紹介します。観光の際など、ぜひ活用してください。
- バトゥケイブはヒンドゥー教の聖地
- バトゥケイブでは年に1回開かれる世界三大奇祭の一つが開かれる
- バトゥケイブの洞窟の中はこんなところ!
- バトゥケイブの入場料と服装、所要時間
- バトゥケイブにKL Sentral駅から行く方法
- バトゥケイブの周りのローカル店でご飯を食べる
- バトゥケイブで気を付けること
- マレーシアに来たならバトゥケイブは欠かせない!
バトゥケイブはヒンドゥー教の聖地
バトゥケイブは、階段の先に鍾乳洞があり、カラフルなヒンドゥー教の寺院などがあります。高さ40mもある大きな像と272段の長い階段に圧倒されますが、上りきるとヒンドゥー教の神聖な空気を感じることができます。洞窟は約4億年前の石灰岩によってできており、マレーシアの文化遺産としても登録されています。ヒンドゥー教徒だけでなく、国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットです。
2018年に階段の色がカラフルになり、とても華やかな見た目になりました。
バトゥケイブでは年に1回開かれる世界三大奇祭の一つが開かれる
バトゥケイブがヒンドゥー教の聖地というのは名ばかりでなく、毎年1月下旬~2月上旬には、ヒンドゥー教の珍しい大きなお祭りが開かれます。
それが、タイプ―サム。
体に串をさして練り歩き、神への誓いをより強固なものにします。
危険であることから禁止されている国もありますが、マレーシアではそのお祭りを見ることができます。その開催場所がこのバトゥケイブなのです。
2020年は2月8日(土)に開催されるらしいので、気になる方は行ってみてください。
バトゥケイブの洞窟の中はこんなところ!
まずは272段の階段を息を切らせつつも上がっていきます。
あと半分くらい。。。
階段は幅が狭く急なので、少しでも下を見ると落ちそうな恐怖感が襲ってきます。
高所恐怖症の方は絶対に見てはいけません。
やっとこさ頂上につくと、さっそく右にも左にもヒンドゥー教の像が見えます。
ついつい見入ってしまいます。
鍾乳洞の中に入ってすぐの寺院。
中を見渡すとこんな感じです。
奥の方が入口で、手前側が奥です。
先に進むと、さらに階段があります。光が差し込んでいて綺麗。
そしてもう一つ寺院。
こちらにもいろいろあります。
運がいいと、2つの寺院でお祈りをしているのが見られます。奉られているものをお清めした後、参拝者のおでこに赤いティーカ(おでこの赤い点)をつけてくれます。ヒンドゥー教以外の方にも行くとつけてくれるので、体験したい方は靴を脱いで寺院にあがってみてください。
バトゥケイブの入場料と服装、所要時間
入場料はかかる?
バトゥケイブの入場料は無料です。
しかし、車で向かう場合は駐車料金がRM2.00ほどかかります。タクシーで行く方は駐車場に入らず降ろしてもらうよう注意してください。
また、階段の途中にもう一つ洞窟があり、そちらでは本当の洞窟散策ができます。短いコースから、2時間ほどの本格的なコースまで。コウモリなども出るらしいです。こちらは別途お金がかかります。2019年5月に行ったときは封鎖されていたため、時期的なものか封鎖されてしまったかはわかりません。申し訳ないです。
気を付けたい服装
バトゥケイブでは、女性の短いボトムスが禁止されています。
もしショートパンツや短いスカートなどを履いていった場合、腰に巻くストールをレンタルしなければなりません。
基本的に膝下のボトムスが無難です。バトゥケイブに行く日は服装に気を付けてください。
バトゥケイブの観光にかかる時間
クアラルンプール中心部からバトゥケイブまでは片道約30分ほどです。
観光は30分~1時間ほどあればできるので、全部で3時間ほどになります。
バトゥケイブにKL Sentral駅から行く方法
電車とバスで向かう
現在、KL Sentral駅からバトゥケイブまで電車1本でいくことはできません。
KL Sentral駅からSentul駅までシャトルバスで向かい、Sentul駅からBatu Caves駅までKTMコミューターという電車で向かいます。
KL Sentral駅のシャトルバス乗り場は、駅直結のモールに向かう長いエスカレーターの横を進むと見える下りのエスカレーターに乗るとあります。シャトルバスは無料で、Sentul駅まで直接行ってくれるため、迷うことはありません。
Sentul駅に着いたら、Batu Caves駅までKTMコミューターのトークンを買います。現在KTMではトークンの利用は原則終わっており、KTM専用のカードかTouch'n'goというSuicaのようなものしか使えません。しかし、バトゥケイブまでならわざわざカードを買わずに、往復の値段のみで行くことができます。機械ではトークンの販売が終了しているため、窓口に行き駅員に尋ねましょう。
KTMコミューターは約40分に1本の非常に古い電車です。したがって、運が悪いと長時間待つことになります。帰りは時刻表をチェックしておくとスムーズでしょう。
Batu Caves駅はこんな感じ。
とっても可愛い!
記念になるため、ぜひ往復どちらかは電車を利用してみることをお勧めします。
タクシーで向かう
タクシーはGrabを利用しましょう。行き先にBatu Cavesと入れてGrabを呼べば完了です。
クアラルンプール中心部から車で20分ほどです。何人かで行くのであればGrabを取った方が楽かもしれません。
バトゥケイブの周りのローカル店でご飯を食べる
バトゥケイブの観光に疲れたら、周りのお店でご飯を食べましょう。
せっかくならローカルで食べたい? ーーぜひ。
バトゥケイブの近くには、お土産屋さんに並んで、食べるところも何か所かあります。
今回行ったのはMamak的なところ。大衆食堂のような場所です。
行くと周りの壁などにメニューが書いてありますが、勝手に席に座ると別でメニューを渡されるので安心してください。
もしケースに並べられている食べ物があるのであれば、それから自分で好きなものを選んで食べることも可能です。
私は今回Thosaiとかき氷をオーダーしました。
Thosaiは少し酸っぱみのある、ぱりぱりの薄いナンのようなもの。カレーにつけて食べます。
かき氷はIce Kacang(アイスカチャン)というメニューなので、暑いのに疲れたら一休み休憩にぜひどうぞ。
バトゥケイブで気を付けること
鳩、猿が多い
(見にくいですが、そこら中に猿がいます。)
基本的に何も危害は加えてきません。餌などをあげないようにしましょう。
蚊が多い
バトゥケイブに行くと、いつも脚を何か所も刺されて帰ってきます。
蚊が多いんです...。
行く方は虫よけスプレーやムヒなどを持っていくことを全力でおすすめします。
マレーシアに来たならバトゥケイブは欠かせない!
観光地の中でも圧倒的なスケールを誇るバトゥケイブ。私のマレーシア観光いちばんのおすすめスポットです。
他の場所では体験できない空気をぜひ体感しに行ってみてください。