マレーシア観光で、クアラルンプールに飽きたなら、イポー(Ipoh)はいかがでしょう。
マレーシアの有名なコーヒー「ホワイトコーヒー」の発祥の町で、他にも、もやしやプリンが美味しいと、週末に都心から足を延ばして行く人も多い場所です。
街並みはレトロでカフェも多く、イギリス式の建物も多いため、ぶらぶら歩くだけでも楽しいところです。
クアラルンプールからはKTMという電車で行く方法と、バスで行く方法があります。今回はバスに乗ってイポーに行ってきたので、ご紹介します。
クアラルンプールからイポーにバスで行く
イポーは、クアラルンプールから車で2時間ほど北にいったところにある町です。
クアラルンプールからイポーへの長距離バスが出ているのは、Terminal Bersepadu Seltanという、通称TBSバスターミナルです。
バスターミナルへの行き方
KTM、KLIAトランジットのBandar Tasik Seltan(BTS)駅から直結なので、電車1本で行くことができます。時間に余裕のある方はKTM、急ぐ方はKLIAトランジットを使用するといいでしょう。
バスターミナルでのチケットの買い方
バスターミナルに入ると、とても広く驚くかと思います。まるで空港のよう。
チケットカウンターは入ってすぐ右側に並んでいます。以前は会社ごとに並んでいたみたいですが、現在は特に関係ありません。どのカウンターでも、会社、行き先関係なく買うことができます。
空いているカウンターに行き、行き先と日時を伝えたら、バスの一覧を見せてくれます。好きな時間と価格のバスを選び続いて席を選択しましょう。
バスのチケットの購入にはパスポートの提示が求められるので、忘れないように持っていってください。
チケットをカウンターで発券してもらったら購入完了です。
※チケットは事前にオンラインでも購入することができます。当日に券があるか不安な方は、オンラインから予約していきましょう。
バスターミナルでバスに乗る
バスのターミナル番号は、チケットに記載されています。購入した際にターミナルがどこらへんにあるのか説明してくれますので聞いておきましょう。
バスターミナルにはターミナル番号の案内がたくさんあるため、迷うことはあまりありません。また、スタッフもいろいろなところにいるため、チケットを見せると場所を教えてくれます。
目的のターミナルに着いたら、自分のバスが来るのを待って乗ります。
時間に余裕がある場合は、ターミナル内に食べるところやショップがたくさんあるので、そちらに行くのもありです。朝からやっているフードコートや、ドーナッツ、KFC、タピオカ屋さんなど、意外にもたくさんの種類があります。
コンビニも数件あるため、忘れ物をしてもそろえることができます。
イポーのアマンジャヤバスターミナルからイポー市内への行き方
イポーの到着先は、アマンジャヤバスターミナル。そこからイポー市内までは少し離れています。
市内に向かうには、タクシーかバス。タクシーはGrabが使えるので、アプリを使って呼びましょう。私は今回バスで向かいました。
市内へのバスが出るのは、乗ってきたバスを降りたところと同じ場所です。
バスターミナルの2階にバスが着くのですが、市内へのバスもそこから出ます。
30分に一本しか出ていないと言われましたが、明らかにそれより多く出ていますので、周辺でバスが来るのを待つのがよいでしょう。時刻表はありません。
目印は、「Medan Kidd Bus Station」という行き先。これが表示されていれば、市内まで出ることができます。Medan Kidd Bus Stationとは、市内のバスがたくさん集まる場所のことです。
こんな感じでバスが来ます。
料金は前払い制で、行き先を告げ、運転手に払います。料金はRM2.90(約90円)。
お釣りは持っていたような気もしますが、念のためぴったり用意して置きましょう。
イポーを観光してきた
さて、Medan Kidd Bus Stationに着いたら、さっそくイポーを観光します。
有名どころは徒歩10分ほどで着くところが多く、歩いて回ることもできます。しかし、Medan Kidd Bus Stationに着くと、あまりの殺風景にここはどこ状態になりますので、ぶらぶらするよりは、目的地を調べて地図を見ながら向かう方がよいです。
とても暑いので、ぶらぶらするだけでもかなりの体力を奪われます。バス停から地図なしでぶらぶら歩いたら目的地がにたどり着くまでに時間がかかり、疲労しました。レトロな街並みや可愛いカフェなども、だいたい同じエリアに固まっているので、とにかく地図に頼ります...
ということで観光してきました。
オールドタウンホワイトコーヒーの本店裏にあるウォールアート
スチームチキンとイポー名物のもやし
プリンとテイクアウトしたホワイトコーヒー
ホワイトコーヒー発祥の店といわれるところでホワイトコーヒーを買いましたが、あまりの混みように座ることを断念し、テイクアウトしました。
エッグタルトも一緒に
リトルインディアとか
イポー駅周辺のイギリス式の建物
他にも、隠れたレコード屋さんのようなお店や可愛いカフェ、日本軍が滞在していたといわれる場所など、さまざまな場所をまわりました。
大通りから少し入った小道も多いため、適当に散策してみると思わぬ発見があるかもしれません。
ちなみに、「イポー 観光」で調べると出てくるようなお寺などは少し遠く、車でしか行けませんのでご注意ください。
イポー市内からアマンジャヤバスターミナルまで
イポー市内の観光が終わったら、バスターミナルに帰ります。
電車で帰る方は駅に向かいましょう。
バスが出るのは、到着したところと同じ場所。Medan Kidd Bus Stationです。
多くのバスが並んでいますが、「Amanjaya Bus Terminal」と行き先に表示されているものに乗ればオッケー。終点なので、ゆっくりしていて大丈夫です。バスがある位置は、だいたい行きのバスが着いた場所と同じです。
料金も同じくRM2.90なので、特に行きと変わることはありません。
マレーシア観光はぜひバスで
マレーシアの長距離バス非常に快適です。日本と同じか、それ以上に快適です。
椅子は倒せるか、もしくはすでに倒してあり、とてもふかふかのものが多いです。
エアコンは効いていますが、バスによって効き具合が違うため、念のために上着は持って行った方がいいでしょう。また、荷物を預けることもできるので、大きな荷物が一緒でも安心。
マレーシア観光に来たらぜひ一度はバスを使って観光してみてはいかがでしょうか。